肌の構造を知ることで、美肌になる!

肌の構造を知ることで、自身の肌の状態もより把握できるようになり、今のあなたに必要な商品を選択できるようにもなります!

美容に興味がある方でしたら、いつまでも美肌でいたいですよねっ❤

こちらでは、美肌になるために肌の構造についてご紹介しています。

「肌の構造」

「肌の構造」
一番上を覆っている「皮脂膜(ひしまく)」とは、皮脂腺より分泌される皮脂と汗が混ざり合い、肌の保湿と保護をする天然のクリームのような役割を果たしています。

健康な肌の皮脂膜はpH4.5~6.0の弱酸性に保たれ、酸に弱い細菌やカビなどの増殖を抑制しています。

肌の構造は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構造されています。

表皮の役割

表皮の役割
「表皮」は、表面で目に見えるところからたった0.2mmまでのお肌の部分で、表皮の構造は「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つから成り立っています。

角質層(かくしつそう)

角質層(かくしつそう)は、およそ10~20層ほどで成り立ち、いわば「死んだ細胞」である「角質(角化)細胞」とその間を埋める「角質細胞間脂質(かくしつさいぼうかんししつ)」とで出来ています。

角質細胞間脂質(かくしつさいぼうかんししつ)とは、セラミドを主成分とする細胞間脂質が角質細胞同士をつなぎ合わせることで、肌に水分をキープすることができます。

美肌を保つために大切なことは

「皮膚の新陳代謝であるターンオーバーが正常であること」
「セラミドが十分保たれ、肌のバリア機能が働いていること」

ターンオーバーとは、基底層でつくられた新しい細胞が表面に押し上げられ、最後に角質層の角化細胞となりお肌の垢となって剥がれ落ちていき、この皮膚の新陳代謝の一連のサイクルのことをお肌のターンオーバーと呼ばれています。

イメージ図 ↓ ↓ ↓
ターンオーバー

顆粒層(かりゅうそう)

顆粒層(かりゅうそう)は、扁平な顆粒細胞からなる2~3層の生きた細胞の層で、水分含有量が65%と多く、お肌の潤いを守り、紫外線を防御する役割があります。

有棘層(ゆうきょくそう

有棘層(ゆうきょくそう)は、表皮の4つの層の中で一番厚い層です。

有棘層(ゆうきょくそう)には、「ランゲルハンス細胞」という細胞があり、ランゲルハンス細胞は免疫機能に関わる細胞で皮膚に栄養を与えたり、老廃物の交換などの役割も担っているので、細胞間にリンパ液が流れています。

基底層(きていそう)

基底層(きていそう)は角化細胞の幹細胞を含む1層の基底細胞が存在し、細胞分裂することで新しい細胞を生み出します。

また、メラノサイトが存在し、紫外線を受けるとお肌を守るためにメラニン色素を生成します。

真皮の役割

表皮を下から支えているのが「真皮(しんぴ)」で、編目状にはりめぐるコラーゲンと、それを繋ぎ合わせる弾力性のあるエラスチンが、皮膚の弾力を保つための役割を果たし、サポートしています。

これらの隙間にはヒアルロン酸などが含まれ、肌の内側の水分を保つ役割を果たすだけでなく肌全体のうるおいと柔軟性をもたらしています。

真皮(しんぴ)の中には、繊維芽細胞(せんいがさいぼう)と呼ばれる美肌作りに一番大きく関わる細胞が含まれ、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り、また古くなったコラーゲンやエラスチンの分解処理も行ないます。

皮下組織の役割

真皮のさらに奥にあるのが「皮下組織(ひかそしき)」

表皮と真皮を支える土台となる組織で、皮下脂肪を主成分として作られていています。

皮下脂肪の働きは、内部には静脈や動脈などの血管が通っていて、外部からの衝撃の緩衝機能や体温を保持するなど人間にとって大きな役割を果たしています。

肌の4つの役割

肌の4つの役割

バリア機能

表皮には外敵や刺激を防ぐ「バリア機能」があります!

ここでの外敵とは、細菌、ウイルス、紫外線、汚れ、花粉、PM2.5、黄砂などのことで、これらをブロックして身体を守ってくれる機能を、肌のバリア機能といいます。

新陳代謝の機能

肌は常に生まれ変わっています。

新陳代謝(肌のターンオーバー)が正常に機能する事ができれば、体内の不要な水分を汗腺から汗として排出したり体内に生成されたメラニンを排出する事ができるのです。

体温調節機能

肌の役割は、体温を一定に保つ働きがあります。

身体が「暑い」と感じた時には、自然に汗をかく事で体内の熱を逃がして体温をコントロールします。

逆に体が寒いと感じた時には、真皮層にある立毛筋が縮み「鳥肌が立った状態」になり、体内の熱を逃がさない様にして外気の冷えから身体を守ります。

私たちが暑い夏も、寒い冬も体温を一定に保っていられるのは「肌のおかげ」なのです!

センサー機能

感覚は「表在感覚」「深部感覚」「複合感覚」などの様々な分類に分けられますが、普通「感覚」といえばこの「表在感覚」を指します。

何かに触れたり、「触り心地がいい」と感じた事があると思いますが、これらの感覚は「温痛覚」と言い、この温痛覚を感じ取るのが、マイスナーと呼ばれる真皮層にある神経細胞で、このセンサー機能が働いている証拠。

ちなみに、スキンケアなどで肌に触れて「心地いい~」を感じると、肌にいいホルモンが分泌されるのです!